F16の緊急着陸、米軍「飛行中に警告表示」と回答 8日以降、下地島空港で駐機続く


この記事を書いた人 琉球新報社
駐機したままの米軍のF16戦闘機の横を離陸する民間機=13日午後、宮古島市の下地島空港(小川昌宏撮影)

 8日に韓国の米空軍烏山(オサン)基地所属のF16戦闘機2機が宮古島市の下地島空港に緊急着陸した件について、在日米軍司令部は13日、琉球新報の取材に対し、緊急着陸の理由を「飛行中の警告表示により飛行の安全性に懸念が生じたため」だと説明した。離陸については「安全点検と評価が完了した後、出発する予定だ」と回答したが、具体的な離陸日時は示さなかった。

 下地島空港への緊急着陸については「パイロットは利用可能な最寄りの空港に着陸させ、緊急着陸による損害や負傷の報告はない」とした。

 一方、緊急着陸した機体は13日午後6時半ごろ、パイロットらしき人がコックピットに乗り込み、同7時前にはエンジンを付けるなど、飛行準備とみられる様子が確認されたが、空港の運用時間である同7時半までに出発せず、同7時40分ごろにエンジンを切った。

 この日は米軍のC12輸送機が飛来する情報もあったが、キャンセルとなった。(知念征尚)