1万発大輪 雨空彩る 宜野湾で琉球海炎祭


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夜空を彩る打ち上げ花火=15日午後8時14分、宜野湾海浜公園(又吉康秀撮影)

 【宜野湾】JAL Presents琉球海炎祭2023が15日、沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園で開かれた。あいにくの雨空だったが、会場には家族連れや国内外からの観光客ら計1万1800人が訪れ、夜空を彩る1万発の花火を楽しんだ。

 琉球海炎祭は今回で20回目。新型コロナウイルスの入国制限が緩和された影響もあり、外国人客は台湾を中心に2200人が訪れた。

 約1時間の間、葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」をイメージした花火などが上がり、一足早い夏の雰囲気を味わった。最後は世界的ファッションデザイナーのコシノ・ジュンコさんがデザインした花火で締めくくり、炎が吹き上がるファイヤーボールが用いられたほか、色とりどりのレーザーと音楽の演出が夜空をひときわ輝かせた。

 那覇市から交際相手と、友人カップルの4人で訪れた男性(30)は「大迫力の花火と音楽の融合が素晴らしかった」と余韻に浸った。 
(名嘉一心)