キングス、12点差を逆転 滋賀に連勝89ー81 第4Q、3点弾連発で一気 第53戦


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滋賀―キングス 第1クオーター、スリーポイントシュートを決めるキングスの岸本隆一=16日、滋賀ダイハツアリーナ(Bリーグ提供)

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は16日、滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクスと対戦し89―81で競り勝った。3連勝で通算成績は42勝11敗とし、首位島根とのゲーム差1を維持した。キングスは前半、3点弾を高確率で決めて優位に立ったが、ミスが出始めて第2クオーター(Q)に逆転を許した。第3Qはインサイドで得点を重ねる滋賀にリードを許し、第4Qに一時12点差まで引き離された。それでもキングスは3点弾で強さを見せて逆転に成功した。次戦は19日午後7時5分から愛知県名古屋市枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋と対戦する。

 辛抱強く守った先に勝利を引き寄せた。キングスは第4Qに一時12点差まで引き離れたが、第1Qに強さを発揮した3点弾が再び火を噴き、一気に試合をひっくり返した。

 第4Q残り7分から攻撃力が爆発した。勝負の鍵を握ったのは外角からのシュートだった。反撃の口火を切ったのはコー・フリッピン。攻撃権の制限時間が迫り苦しい体勢だったが、外からねじ込んだ。続けて今村佳太が外側でジャック・クーリーをスクリーンにマークを外して狙い澄まして3点弾を連発。松脇圭志、岸本隆一も続き、逆転して完全に試合の主導権を握った。

 第1Qでも3点シュート7本を決めて優勢に立っていた。勝負どころの最終盤で再現し、波に乗ったら勢いが止まらない強さを見せつけた。

 第4Qにクーリーと並ぶ10得点で勝利に貢献した今村は「出だしと終わりの方では自分たちのやりたいことができたが、2日間通して反省が残っている。今は勝ちながら反省点を改善していくことが一番大切なこと」と集中力を研ぎ澄ませる。
 (謝花史哲)


▽Bリーグ1部(滋賀ダイハツアリーナ、3450人)

キングス 42勝11敗
89―81(26―21,15―24,19―17,29―19)
滋賀 13勝40敗

我慢続けられた

 桶谷大HC(キングス)の話 出だしは良かったものの、その後はミスが続き苦しい時間が長く続いた。それでも守備で我慢を続けて、最後はいい判断から良いシュートを打ち続けられたことが今日の勝因だったと思う。