「映える」こと間違いなし 実もひげも、スープまで紫色に 今帰仁村で「紫のトウモロコシ」を初収穫


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この記事を書いた人 琉球新報社
紫色のトウモロコシを植え付け、収穫した玉城農園の玉城良さん(右)と妻の千里さん=18日午前、今帰仁村の玉城農園

 【今帰仁】今帰仁村の玉城農園のハウスで18日、「紫色のトウモロコシ」の収穫が始まった。昨年秋に、本土の業者が発売した種苗を、ことし1月に植え付けた。県内では初めての収穫、出荷とみられる。トウモロコシは実の部分だけでなく、ひげまで紫色。甘みが強く、生でも食べられる。同農園の玉城良さん(43)によると、コーンスープにしても、紫色の「映えるスープ」になるという。

 同日には、近隣の認定子ども園まほろば保育園の園児らが収穫体験し、高く伸びた茎から力いっぱいもぎ取っていた。園児らは普段見慣れない紫色のトウモロコシに「焼いたみたい」「おうちに持ち帰って食べたい」と笑顔を見せた。

 紫のトウモロコシは、19日から名護市のJAファーマーズマーケットやんばるや、今帰仁村今泊にある玉城農園無人販売所、村内のスーパーマーケットの店頭に並ぶ。玉城さんは「そのままでも食べられて、とても甘い。販売期間は1週間ほどしかないので、早めに味わってほしい」と語った。 (池田哲平)