夜景楽しみ、古典堪能 琉球芸能家企画 「気軽に音楽を」


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夜風に吹かれながら、組曲「千鳥の系譜」を披露する琉球芸能家ら=18日夜、那覇市の琉球新報社9階「新報スカイガーデン」(又吉康秀撮影)

 4人の琉球芸能家が集う「古典企画」による初の公演「夜の琉球音楽会Vol.1~琉球音楽を春の夜風にのせて~」(主催・古典企画、後援・琉球新報社)が18日、那覇市泉崎の琉球新報社9階屋上庭園「新報スカイガーデン」で開催された。仕事帰りに気軽に音楽を楽しんでほしいと、解説を交えながら斉唱や独唱、二重奏などを披露した。

 出演は古典企画の歌三線・仲村逸夫さん、笛の入嵩西諭さん、箏の池間北斗さんと、舞踊の佐辺良和さん。計2回の公演で約150人が訪れ、チケットは完売だった。夜風に吹かれながら、心地のよい音色で観客を魅了した。

 仕事帰りに訪れたという会社員の女性=50代=は「普段は津軽三味線を習っていて、これから琉球音楽を始めたいと思い勉強のために来た。素晴らしい演奏だった。またぜひ聞きにいきたい」と笑顔で話した。
 (田中芳)