陸自、今年も在沖米海兵隊と共同訓練 沖縄県内でも実施を検討 23年度の主要訓練・演習計画を発表


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3月に行われた離島奪還訓練(アイアン・フィスト)の一環。海上自衛隊のホーバークラフト型揚陸艇(LCAC)から下ろされる米軍車両=3月9日午前、金武町のブルービーチ

 【東京】陸上自衛隊は18日、2023年度の主要訓練・演習の計画を発表した。在沖米海兵隊と自衛隊の共同訓練を今年も予定しており、関係者によると、県内でも実施を検討している。

 陸自と米海兵隊が試行する作戦構想の連携を図る日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」は在沖米海兵隊と陸自西部方面隊が参加する予定。訓練場所も沖縄や九州での実施を想定している。これまでは指揮所演習と実働演習を同時に実施していたが、23年度は7~9月に指揮所演習を実施し、その内容を踏まえて10~12月に実働演習を行う。

 陸自が在沖米海兵隊と離島奪還作戦を実施する日米共同訓練「アイアン・フィスト」は24年1~3月、グアムなどハワイ以西の米国領を中心に実施を調整している。南西地域を中心に初めて国内で実施した23年の前回比で国内での実施割合は小さくなる。
 (明真南斗)