![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/202304/9fdff9c36613ff847737e1ca19c62f9a.jpg)
プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は19日、愛知県名古屋市枇杷島スポーツセンターでファイティングイーグルス名古屋と対戦し、76―69で勝利した。アウェー4連戦全勝で通算成績は43勝11敗。首位島根も勝利しゲーム差は1のまま。キングスは前半、3点弾がなかなか決まらず、ゴール下に切り込んで得点を重ねた。後半は互いに得点が決まりだし、激しい攻防戦で終盤まで接戦を繰り広げた。最終盤に今村佳太の3点シュートで引き離し、逃げ切った。次戦は22日午後6時から沖縄市の沖縄アリーナでサンロッカーズ渋谷と対戦する。
キングスは第1クオーター(Q)から積極的に3点弾を狙いにいくが、リングに嫌われ続け、得点がなかなか決まらない。それでも、ジャック・クーリーやアレン・ダーラムのリバウンドの強さを生かした内側での攻撃が有効だった。第2Qも3点弾が入らない展開が続いたが、名古屋もシュート精度が悪く、助けられた。
後半は互いに得点が決まり出し、逆転し合う内容で火花を散らした。中でも18得点のクーリー、17得点の今村佳太がチームをけん引。2分を切った最終盤、66―64の場面で今村が3点弾を決め、ファウルで得たフリースローを含めた4得点で一気に流れを引き寄せた。踏ん張りどころで、ドライブで切り込む岸本隆一の積極性も得点への呼び水となった。アウェー4連戦全勝とし、6連勝。渋谷と大阪とのホーム4連戦に向け、弾みをつけた。
今村は「あそこでスイッチが入った。自分からしっかり打ち切ろうと決めてて、4点プレーにつながった」とチームを支えるキーマンになった。「CS(チャンピオンシップ)に向けて負けられない戦いが続く」とし、ホーム戦に向けてモチベーションを高めた。
(大城三太)
(名古屋市枇杷島SC、1314人)
キングス 43勝11敗
76―69(10―14,19―14,23―21,24―20)
FE名古屋 21勝33敗
流れつかめた
桶谷大HC(キングス)の話 前半、ディフェンスは良かったが、シュートがなかなか決めきれず重たい展開になった。後半はインサイドで得点できた。リードされた場面でもしっかりとディフェンスをやり続けたことで、オフェンスの流れがつかめた。