HYと子どもたちが楽曲コラボ “沖縄”で何を思い浮かべる?車のボディーに「言葉出し」 12月に発表会、アルバムにも収録 沖縄市でイベント


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 【沖縄】「ハイ祭~子どもの居場所フェス~実行委員会」(社会福祉音楽推進会主催)は3月26日、子どもたちが出し合った言葉を参考にHYが作詞し曲を作る音楽製作イベントを、沖縄市のエンカレッジコミュニティラボで実施した。子どもの自己肯定感を高めることが狙い。地域の子どもら約30人が参加し、「言葉出し」をメインに実施した。完成した楽曲の発表会を12月24日にミュージックタウン音市場で実施する。

HYのメンバーと車を彩った子どもら=3月26日、沖縄市

 参加した子どもらは「ゆいまーる」「なんくるないさー」「未来へ」など、沖縄を想起する言葉を出し合い、用意された車のボディーに書き込んだ。

 子どもらと一緒に車を装飾したHYの仲宗根泉さんは「ずっとやっていたいと思えるくらい、わくわくした。この感覚を子どもたちも忘れないでほしい」と参加者に声をかけた。リーダーの新里英之さんは「音楽活動を続けてこられたのは、売れるか売れないかはやってみないと分からないと思ったから。皆さんも興味を持ったことに挑戦してほしい」と語った。

 NPO法人「エンカレッジ」から参加した10代の女性は「沖縄のこれからを明るくする歌詞を作ってほしい」と笑顔を見せた。社会福祉音楽推進会の神保慎一郎代表は「発表会まで、完成されていく流れをわくわくしながら楽しんでほしい」と述べた。楽曲は今後、HYがリリースするアルバムに収録される予定。
 (名嘉一心)