数十年に1度、リュウゼツラン開花 沖縄・渡嘉敷村の浜辺


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数十年に一度だけ見られるリュウゼツランの花=4月11日、渡嘉敷村阿波連のウラ海岸

 【渡嘉敷】渡嘉敷村阿波連のウラ海岸の浜辺に自生するリュウゼツラン(竜舌蘭)の花の開花が11日、確認された。また、早くも同地でアダンの実も熟し始めた。

 渡嘉敷島には昔から野生のリュウゼツランが数多く自生していたが、開発などにより激減。現在はウラ海岸に数十本のリュウゼツランが残っているのが確認できる。

 リュウゼツランは、数年に1度、高く伸びた「マスト」と呼ばれる背の高い花茎が伸び、その先に短い筒状の物が数多くつく。マストが枯れて折れた後に数十年をかけ成長し、1度だけ花を咲かせる。
 (米田英明通信員)