米軍「日本、沖縄の人々を守ることが優先事項」 那覇軍港のオスプレイ利用 県と米総領事館幹部が面談


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米国総領事館との意見交換後、取材に応じる県の古堅圭一基地対策統括監=21日、浦添市

 3月に米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが米軍那覇港湾施設(那覇軍港)から飛行した問題で、沖縄県の古堅圭一基地対策統括監は21日、在沖米国総領事館を訪れ、アンドリュー・シェパード政治経済部長と意見交換した。シェパード部長は米軍との話として「決して沖縄の人をリスペクトしていないわけではない。ただ米軍の運用上、日本、沖縄の人々を守ることが優先事項としてある」などと答えたという。

 県は、軍港の使用主目的である「港湾施設および貯油所」とした日本復帰時の日米合意(5・15メモ)に沿い、飛行や訓練を実施しないよう求めている。意見交換は非公開で行われ、終了後に古堅統括監が記者団に内容を説明した。

(沖田有吾)