沖縄市への弾薬庫建設に抗議 「市民の会」が沖縄防衛局に反対決議手渡す


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沖縄防衛局の小野功雄局長(右)に決議文を手渡す自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会の島袋恵祐共同代表=24日、嘉手納町

 【中部】沖縄市池原の陸上自衛隊沖縄訓練場への補給拠点施設建設に反対する「自衛隊の弾薬庫等建設に反対する沖縄市民の会」は24日、沖縄防衛局を訪ね、弾薬庫などの建設に反対する決議文を小野功雄局長に手渡した。防衛局庁舎前のロータリー広場には会メンバーの市民ら約60人が集まり「弾薬庫建設を許さない」などと抗議の声をあげた。決議文は首相と防衛相宛にも送付する。

 決議文では(1)訓練場内の弾薬庫などの建設中止(2)外交と対話による平和構築(3)沖縄の基地負担の軽減―を求めた。

 小野局長は弾薬庫建設やミサイル備蓄について「施設の細部については今後の検討になる」として明確に答えなかった。

 市民の会の島袋恵祐共同代表は「(弾薬庫を)置くなら置くとはっきりと言えないのか」と指摘。「(補給拠点の建設は)基地負担軽減から逆行している」と疑問を呈した。

(古川峻)