北朝鮮「衛星」でJアラートの作動をテスト 沖縄県と41市町村


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国が配信したテスト電文を受信するJアラート端末=26日午前11時、沖縄県庁(代表撮影)

 北朝鮮が「軍事偵察衛星」の打ち上げを計画していることを受け、消防庁は26日、沖縄県と県内全41市町村における全国瞬時警報システム(Jアラート)が正常に作動するかの試験を実施した。午前11時、那覇市の県防災危機管理課内にある端末のランプが赤く点灯し、「ピーピー」と鳴った。端末の画面には「Jアラートのテストです」と表示され、作動が正常であることを確認した。国は41市町村でも端末が正常に作動するかを確認する。

 県防災危機管理の豊里友茂副参事はJアラートが鳴った場合の対応として、「屋外にいる場合は近くの建物の中に避難してほしい。建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守ってほしい。屋内にいる場合は、窓から離れるか、窓のない部屋に移動してほしい」と呼びかけた。
 (梅田正覚)