沖縄県民、自分の住む地域への愛着度は高い?低い? 「しまくとぅば」は使う? 県の意識調査 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江

 沖縄県文化観光スポーツ部は26日、2022年度のしまくとぅば県民意識調査の結果を発表し、使用頻度について「あいさつ程度以上使う」と回答した割合は39・0%だった。過去最低だった前年の28・6%から2年ぶりに30%以上に復帰したものの、13年度の調査開始以来、2番目の低さにとどまっている。

 一方で普段の生活の中でしまくとぅばが「必要」と回答した割合は、前年比21・6ポイント上昇し過去最高の83・5%となり、普及に向けた期待の高さもうかがえる内容となった。

 22年度調査は郵送の回答が多く、21年度調査ではインターネットによる回答が多かったことから、集計手法の違いが数値などに影響を与えている可能性がある。

 しまくとぅばの使用頻度に関する回答の内訳を見ると、「あまり使わない」が39・0%と最も大きいが、前年比では2・3ポイント減少した。「あいさつ程度使う」が22・2%と続き、同7・6ポイント上昇している。

 しまくとぅばに対し「親しみがある」と回答した割合は80・7%で、前年比7・5ポイント上昇した。「子どもたちが使えるようになってほしい」と回答した割合は同15・1ポイント減少の52・2%だった。自身が住む地域に「愛着がある」と回答した割合は93・5%で過去最高となった。

(小波津智也)