宮古沖にサルベージ船 陸自ヘリ事故 あすから引き揚げ作業着手へ 沖縄


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
海底の隊員とみられる1人や機体主要部分の引き上げのため、発見現場近くに到着した作業船(池間島から撮影)=28日午前7時54分

【宮古島】宮古島付近での10人乗り陸上自衛隊UH60JAヘリコプター事故で、海底に沈んだ機体の引き揚げに当たる作業船(新世丸)が28日午前、伊良部島や池間島の間の海域にいるのが確認された。同日午前7時半ごろ、船は機体の主要部分が発見された場所から南側の海域にいて、作業する様子などは見られない。関係者によると、29日から引き揚げに向けた作業を開始する予定。

 作業するのは、深田サルベージ建設のグループ会社・オフショアエンジニアリング(東京)の船。

これまで、隊員とみられる6人が伊良部島の北側約6キロの海底で見つかっており、うち5人が引き揚げられて死亡が確認された。作業船は残った1人や機体の主要部分の引き揚げに向けた作業に取りかかる。