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モバイルプリンス
皆さんは「アルゴリズム」という言葉を聞いたことはありますか?
日本語に直訳すると「計算手順」と呼べるようなもので、コンピューターの世界ではアルゴリズムがとにかく重要です。
私たちの身近なSNSや動画サービスも中心には、アルゴリズムがあり、「この人にどの投稿や動画を見せるのか」という順序などを決定するのもアルゴリズムが行っています。
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モバイルプリンス
先日、はじめてTikTokに動画を投稿しました。すると、アルゴリズムによって多くの人の所に届いたのでしょう。あっという間に500回再生を突破しました。
しかし、この500回でほとんど「いいね」が付かなかったためか、その後は再生数がほぼ伸びずに止まっています。
今後私がTikTokで「バズる」ためには、「どうすればアルゴリズムに気に入ってもらえるか?」【※1】を分析し、クオリティーの高い動画を作る必要があります。
誰もがクリエイターになれる時代、動画などのコンテンツはあふれかえっています。そのため「誰に何を見せるか」を決めるアルゴリズムの影響力が増すということです。
※1 「どうすればアルゴリズムに気に入ってもらえるか?」 … TikTokやYouTubeでは、自分の投稿した動画をかなり細かく分析することができます。それを見ながら「こうすれば再生数が上がりそうだ」と試行錯誤しながらクリエイターは動画を作っていきます。自分の動画だけでもすごい分析ができるのに…全ての動画をさらに細かく機械的に分析できるTikTokやYouTubeのアルゴリズムが恐ろしくなります。
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モバイルプリンス
大人気アプリのTikTokでは、アルゴリズムが無理なダイエットや自分を傷つける行為の動画を子どもたちに届けてしまい、心の健康を悪くさせていると批判が高まっています。
アルゴリズムによって、一人一人に表示される動画は異なってくるため、保護者が自分のスマホでTikTokを使って「これは子どもに見せても大丈夫」と判断しても、お子さんのTikTokに表示される動画はかなり問題のあるものかもしれません。
使う時間だけでなく、表示される内容も意識して使ってみましょう。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 1987年、沖縄市出身。お笑い芸人・携帯電話ショップ勤務の経験を生かし、スマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝える。2020年、本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」を出版
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