“労働者の地位向上を” 連合沖縄、3年ぶりにメーデー式典 500人が参加


社会
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労働者の地位向上などを訴えガンバロー三唱する参加者ら=1日、那覇市の県庁前県民広場

 連合沖縄(東盛政行会長)は1日、那覇市の県庁前県民広場で、労働者の地位向上などを訴える第94回県メーデー中央式典を開いた。3年ぶりの通常開催で約500人(主催者発表)が参加し、メーデー中央宣言を採択した。

 宣言では、コロナ禍や急激な物価高の影響を指摘し、持続的な賃上げや社会的セーフティーネット強化などで暮らしを守ることを最優先に取り組むことを確認した。核兵器の廃絶や恒久平和の実現なども掲げた。

 全国の大手企業で賃上げが進んでいることを受け、東盛会長は「この流れを地方や中小企業に広げることが望ましい。底上げへつなげよう」と呼びかけた。
 (謝花史哲)