こども囲碁全国大会で優勝、坂下さん祝う 沖縄・浦添


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 【浦添】3月、京都市で開催されたボンド杯争奪第26回全国日本こども囲碁チャンピオン戦で優勝した、アマ六段の坂下悠太さん(15)=首里高校=の祝賀会が4月23日、浦添囲碁会館で開かれ、悠太さんの囲碁仲間の少年少女を含めた50人余が参加した。

「中学生日本一」の横断幕を掲げた会場で優勝額を手にした坂下悠太さん(中央)を囲んで記念撮影した参加者=4月23日、浦添囲碁会館

 悠太さんが囲碁の腕前を鍛えた同会館と県囲碁連盟が合同開催した。県代表の児童生徒が全国大会を制覇するのは2018年に第39回文科大臣杯少年少女囲碁大会全国大会で優勝した川畑拓也さん以来。参加者は拍手で悠太さん一家を出迎えた。

 平良知二連盟会長は「特に囲碁同好の子どもたちに勇気、目標、希望を与え県囲碁界の快挙」と祝辞、稲嶺恵一連盟顧問が「悠太君の一生の財産になる」と乾杯の音頭を取った。

 松島中学3年の最後の挑戦で5連勝し、悲願の栄冠を獲得した悠太さんは「高校では9強以上を目指す」と決意。決戦譜をプロ棋士の梅木英(すぐる)九段の解説で披露した。
 (岸本健通信員)