琉球新報社 
４年ぶりの開催となった沖縄県の第４９回那覇ハーリー（同実行委員会主催）は最終日の５日、伝統の本バーリーが那覇港新港ふ頭で行われた。那覇、泊、久米の３チームが出場。黒の衣装に身を包んだ泊が５分５秒１５で先着、新型コロナウイルス禍による中止を挟み、２０１５年以来８年ぶりに優勝を飾った。
主催者によると、３～５日の期間中に１７万３千人が来場した。
本バーリーでは、各陣営とも息の合った力強い櫂（かい）さばきを見せ、先に折り返し地点を通過した泊が、５連覇を目指し猛追する那覇や久米を振り切った。「中乗り」を務めた仲本興平さん（４６）は「４年ぶりの開催で多くのお客さんが来場する中、勝つことができてうれしい。思わず涙が出てしまった」と勝利を喜んだ。 （小波津智也）
