270種!国内の野鳥の約半分が飛来する金武町 そのヒミツは水田 愛鳥週間で展示会 16日まで


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展示された野鳥の写真を見て回る来場者ら=9日、金武町の町立中央公民館

 【金武】10日から16日の愛鳥週間に合わせ、金武町教育委員会は金武町立中央公民館で「金武町の野鳥写真展」を31日まで開催している。町内に飛来したサギやリュウキュウコノハズクなど約160点の写真が展示されている。

 特産品の田芋を栽培する水田が多い金武町では、水田に生息する昆虫類を求め、国内で観察できる野鳥の約半分にあたる約270種の留鳥や渡り鳥が飛来する。

 写真展を企画した金武町教育委員会の宮里仁紀人さん(34)によると、展示作品は、本島北部でバードウオッチングガイドなどを行う沖縄ネイチャーオフィスと金武町文化協会のメンバーらが撮影した。

 宮里さんは「金武町で確認できる野鳥と自然について学び、考える機会となればうれしい」と来場を呼びかけた。
 (金城大樹)