7連勝中「新力Baby」が結びに登場 封切特別も注目の一戦 全島前夜祭闘牛大会 13日、うるま市の石川多目的ドーム


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 【うるま】全島前夜祭闘牛大会(主催・南部、胡屋、具志川、石川闘牛組合、共催・琉球新報社)が13日午後6時半から、うるま市石川多目的ドームで開かれる。入場料は男性2500円、女性2千円、中高生千円、小学生以下は無料。

新力Baby
南部一刀龍

 注目のシーの一番戦に7連勝中の人気実力牛新力Babyが登場。封切特別には軽量級クラスの実力牛彪獣王とニブラが激突する。また、幹三郎、魔人ぶー、天翔はデビュー戦となり、全十番組が予定されている。

 ■(シーの一番)新力Baby×南部一刀龍

 新力Babyは、掛け技からの豪快な腹取り攻撃で人気を集める中量級クラスのトップランカーだ。1月の大会では、元中量級王者刃誡皇を3分36秒で破り、直近では3月の大会で彪仁花形に2分17秒で勝利している。一方、南部一刀龍(元南部王)は4勝8敗と負け越してはいるものの、昨年6月に全勝工業カキヤ―との17分20秒の長期戦を制し、大金星を挙げている。その恵まれた体格を生かし、無敗の実力牛相手に一矢報いたいところだ。

 ■(封切特別)彪獣王×ニブラ

 彪獣王(とらじゅうおう)は徳之島で山田牛虎の名で活躍、4勝1敗で沖縄へトレード。移籍後は勝志勝ヌパンダ、嵐丸に勝ち2連勝中だ。割り技を中心に掛け技を繰り出し長期戦もこなすバランスの取れた闘い方が特徴だ。対するニブラは2018年のデビュー戦以来、今試合で16戦目となるベテラン。鋭いガン角から繰り出す突き技、割り技で相手を圧倒する荒技牛だ。両牛共に得意とする割り技の応酬で、非常に見応えのある試合展開になるのではないだろうか。
 (平川智之通信員)