ごみ処理施設の予定地を「断念」 沖縄・南部広域行政組合 2019年決定の八重瀬町具志頭は白紙に


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
2019年に決定したごみ処理施設の建設計画の撤回に向けて話し合う南部広域行政組合の環境衛生関係市町村理事ら=11日午前、八重瀬町の南部総合福祉センター

 沖縄県内の糸満市、豊見城市、南城市、八重瀬町、与那原町、西原町のごみ処理施設の一元化を進めてきた南部広域行政組合(理事長・古謝景春南城市長)は11日、八重瀬町具志頭地区に予定していたごみ焼却施設・最終処分場の建設計画について、断念することを決定した。首長らによると、財政、スケジュールの両面で懸案が生じたため。今後、新たな用地の選定が必要となる。

 この日、八重瀬町の南部総合福祉センターで理事協議会を開き、計画を白紙に戻し、断念することを決めた。

 ごみ焼却施設・最終処分場については2019年10月、八重瀬町具志頭地区で養豚業を営む「具志頭畜産」(新垣武社長)の用地に建設することを決定していた。