豊かな自然の中、510人が駆け抜ける やんばるトレイルラン初開催 沖縄・国頭


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トレイルラン22キロ、11キロの部で元気にスタートする選手ら=4月22日、国頭村森林公園

 【国頭】沖縄県国頭村の山や森を駆け抜ける第2回やんばるトレイルランin国頭村大会(同実行委員会主催)が4月22日、国頭村森林公園を発着点に開かれた。トレイルランの部22キロと11キロ(いずれも個人、ペア)、トレイルウォークの部8.6キロで行われ、県内外から約510人が参加した。第1回の昨年はコロナ禍により中止となったため、初開催となった。

 前日までの雨の影響でコース内の地盤の緩みや水たまりのぬかるみが生じ、足元が滑りやすい悪条件の下、選手は慎重に競技を進めながらも、時折木々の合間から吹き抜ける心地よい風を肌で感じ、豊かなやんばるの自然を満喫した。

 トレイルランの部の出走者は283人、完走者は271人、完走率は95.8%だった。

 女子22キロの部を制した枡田風花さん(27)=名護市=は「初めてのトレイルランで初優勝はとてもうれしい。自然豊かな森の中に入るともののけ姫のように感じ、気持ちがよかった。また出場したい」と話した。

22キロの部(女子)を制した枡田風花さん(名護市)

 男子22キロの部を制した茂山和生さん(45)=石垣市=は「国頭ジャングルという感じのコース。楽しむことをメインに出場した。また出場したい」と話した。

 女子11キロの部を制した生田渓花さん(25)=東京都=は「今回が3度目のトレイルランの参加。コースはちょっときつかったけど、他の地域とは全然違う植物を目で見て、楽しみながら、とても気持ちよく走れた」と優勝の喜びを話した。

 その他の優勝者は以下の通り。(敬称略)

 【22キロペア】下地望・仲嵩信也【11キロの部】男子=山里博史(沖縄市)【同ペア】鉄島清毅・有川直美

(新城高仁通信員)