「とても珍しいチャンス」数十年に一度のリュウゼツラン輝く 沖縄の安慶名さん夫婦が25年育て


この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠
数十年に一度花を咲かせると言われるリュウゼツランの花が咲いて喜ぶ安慶名好子さん(右)、一郎さん夫妻=11日、沖縄市久保田の自宅

 【沖縄】「世紀の植物」(センチュリープラント)と呼ばれ、数十年に一度花を咲かせるとされるリュウゼツランが、沖縄市久保田の安慶名好子さん(86)、一郎さん(82)夫妻の自宅で花を咲かせている。約25年前に株を買って育てていると、2019年に初めて花が咲き、今年も咲いた。安慶名さん夫妻は「とても珍しいチャンスだ。皆さんにも見てもらいたい」と喜んだ。
 リュウゼツランは中南米を中心に分布する植物。普段はアロエのように背が低い多肉植物だが、花を咲かせる年にだけ、半年近くかけて約5メートルにも達する「花茎」を伸ばす。そして黄色の花を咲かせる。
 安慶名さん宅のリュウゼツランは3月初旬に花が咲き始め、これから満開に向かう。株が二つに分かれ、2本の花茎を伸ばしている。一郎さんは「普通は1株から1本しか花茎が伸びないが、2本に増えているのも見どころだ」と話している。住所は沖縄市久保田2の7の19。
 (島袋良太