台湾立法院長(国会議長)が6月に与那国訪問 游氏、航路就航の事前視察か 現職院長の来沖は初めて


この記事を書いた人 琉球新報社
游錫堃氏(台湾立法院のホームページから)

 台湾立法院(国会)の游錫堃院長が与那国島を訪問する意向を示していることが12日までに分かった。複数の政府関係者が明らかにした。

 日華議員懇談会の交流の一環。実現すれば、現職の立法院長による来沖は初めてとみられる。

 游氏は台湾の首相に当たる行政院長在任中の2004年にも、現職の行政院長として初来沖していた。

 台湾の中央通信によると、游氏は6月の与那国訪問を検討している。

 訪台した自民党の鈴木憲和衆院議員をはじめとする議員団と4日に面会した際、游氏は台湾の蘇澳鎮(すおうちん)と与那国島を結ぶ航路の就航に意欲をみせており、その事前視察の目的もあるとみられる。
 (知念征尚、明真南斗)