熊谷 樹 
【名護】マダガスカル島北西部に生息するサル「クロレムール」の赤ちゃんが名護市のネオパークオキナワで誕生し、お母さんサルに寄り添うかわいらしい姿で来場者を楽しませている。
同施設で、クロレムールの赤ちゃんが誕生するのは16年ぶり。名前を近く決定し、26日に命名式を開く予定だ。
赤ちゃんはオスで、母親のツボミと父親のラムとの間に、4月19日に誕生した。生後３週間あまりで、体長はしっぽまで合わせると約30センチに成長した。
生まれた当初は、なかなか姿を見せてくれなかったが、大型連休ごろから、ツボミの背中にしがみつき、ひょっこりと顔を見せる時間が長くなってきている。
飼育員の井原大熙（だいき）さんは「今月中旬ごろから少しずつ母親を離れ、（飼育小屋の）下の方に降りてくると思う。母親の食べているものを気になってかじる姿もかわいいので、ぜひ見に来てほしい」と語った。
井原さんによると、比較的、午前中は活発に動き回っていて、来場は午前中か正午過ぎの食事時間がお薦めという。
（池田哲平）
