沖大、男子400メートルリレー制す 女子走り幅跳び、比嘉が優勝 沖縄陸上競技選手権


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男子400メートルリレー決勝 沖縄大第3走者の長濱瑠希斗(左)からバトンを受け取り、スパートをかけるアンカーの奥山和磨=13日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(ジャン松元撮影)

 陸上の第74回沖縄選手権大会兼国体選考会第1日は13日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、男子400メートルリレーは沖縄大(仲里一志、赤嶺翔、長濱瑠希斗、奥山和磨)が41秒74で頂点に立った。女子走り幅跳びは比嘉千尋(球陽高)が5メートル67で優勝を果たした。男子やり投げでは南辰貴(九州共立大大学院)が69メートル60で栄冠を手にした。男子3000メートル障害は當間琉貴(那覇西高)が10分0秒01で制した。
 (タピック県総ひやごんスタジアム)

 男子400メートルリレーで沖縄大(仲里一志、赤嶺翔、長濱瑠希斗、奥山和磨)が41秒74を出し、大会記録まであと0.93秒と迫った。レース後は、4人とも悔しそうな表情。優勝を飾ったが、記録更新を狙えただけに、自己採点は「50点」と辛口だった。

 4人で出場するのは初めて。2走赤嶺が差を詰め、3走長濱でトップに立つと、4走奥山がそのまま逃げ切った。目指していたのは大会記録(40秒81)の更新、西日本学生対校選手権大会の標準記録40秒75、日本学生対校選手権の標準記録40秒20だ。

 男子200メートルにも出場した選手が3人おり、残っていた疲労などが影響した。4人がそれぞれベストの走りができなかったことを課題に挙げたが、それでも練習の時よりもバトンパスの精度が上がったため「50点」とした。

 次は8月の九州選手権大会が控える。「40秒20を出して優勝する」と力強く話し、さらなる飛躍を誓った。
 (砂川博範)