FC琉球、苦しい3連敗 鹿児島に0-2 バスミスで2点献上、攻撃はケルヴィン躍動


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 サッカー明治安田J3第10節第2日の14日、FC琉球は鹿児島県白波スタジアムで鹿児島ユナイテッドFCと対戦し0―2で敗れ、3連敗となった。3勝6敗1分けで勝ち点10のまま。順位は20チーム中17位。

 前半は0―0で折り返した。後半は35分にペナルティーエリア外からシュートを打たれ、先制された。終盤には、守備の単純なパスミスから2点目を献上した。

 次戦は28日、神奈川県のギオンスタジアムでSC相模原と対戦する。

 直近7戦で1勝6敗と勝利に見放される状況が続く。FC琉球は後半35分、相手GKのロングキックからつながれた。ミドルシュートをGKダニー・カルバハルが好セーブするも、跳ね返りの球をDF陣の隙を縫って押し込まれた。カウンター気味ではあったが、相手選手へのマークの緩さは否めず、最後はノーマークの選手にやられた。最終盤には、DFからの簡単なパスミスで2点目を献上し自ら撃沈した。

 勝利への「解」を求め、もがく状況が続くがチームを活性化させる選手はいる。この日はケルヴィンが研ぎ澄まされた動きで何度も攻撃の糸口をつくり出した。同じようにボールキープ力、パスさばきで起点となったのが高安孝幸。高いモチベーションと好調さを維持する選手を中心にどう試合を組み立てていけるか。

 守備陣のメンバーが毎試合入れ替わるという不安定さはつきまとうが、守備の約束事をチーム全体でどう共有し、守りを補強するか。失点をなくすことを考えなければ勝利は見えてこない。
 (大城三太)