姉が妹を下し世界一 極真空手で沖国大の姉妹が対決


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極真連合杯世界空手道選手権大会で女子軽量級部門で優勝した金城芽唯美さん(左から2人目)、妹で2位になった金城杏奈さん(左端)、壮年男子で4位に入賞した砂川寛英さん(右端)=1日、うるま市役所

 【うるま】4月に神奈川県横浜武道館で開催された、極真連合杯世界空手道選手権大会(国際空手道連盟極真会館主催)の女子軽量級部門で、うるま市の金城芽唯美(めいみ)さん(21)=沖縄国際大4年、金城杏奈さん(20)=同大3年=姉妹が優勝、準優勝に輝いた。極真会館県支部うるま道場の責任者を務める芽唯美さんが勝利を収めた。2人は共に4歳から空手を続けてきた。

 同じくうるま市の砂川寛英さん(49)=沖縄少年院法務教官=が壮年男子部門で4位に入賞した。砂川さんは息子が道場に通ったことがきっかけで、44歳から空手を始めた。

 大会は4年に1度開催され、今回で5回目。世界約50カ国から予選を勝ち抜いた200人が参加した。

 3人は5月1日、うるま市役所に中村正人市長を訪ね、報告した。芽唯美(めいみ)さんは「最後は姉妹対決だった。道着にうるま市のワッペンも着けていたので気合が入った」と話した。杏奈さんは「たくさんの人に応援してもらい、プレッシャーを力に変えることができた」と話した。

 中村市長は「世界で1、2位の選手がいるのはうるま市にとって誇りだ。次は追われる方ですね。全世界にそのメダルを目指している人がいる」と激励した。
 (島袋良太)