北海道から来た!カーリングのストーン 南風原で体験会 那覇出身・上地さんが仲介「沖縄での広がり期待」


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カーリングの体験会で参加者に競技の楽しさを伝える上地雄大さん(左端)=13日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒル

 カーリングの県内で初めての体験会が13日、南風原町のエナジックスポーツワールドサザンヒルで行われた。北海道北見市の地域おこし協力隊でカーリングの普及活動をしている那覇市出身の上地雄大さん(26)が講師となり、18人に競技の魅力を伝えた。

 上地さんが仲介して、北見市で営業を終えたカーリングホールで保管されていたストーンがサザンヒルへ無償貸与されたことで、今回の体験会が実現した。

 体験会では氷の上での滑り方やストーンの投げ方、ブラシの使い方を学びながら、ミニゲームも行った。氷上で滑る参加者もいながら、笑顔で競技を楽しんだ。宜野湾市から参加した島袋結愛さん(10)は「ストーンを滑らせるのが楽しかった。またやってみたい」とうれしそうな表情だった。

 当初の定員を超えた参加者に上地さんは驚きながらも、「楽しんでいる様子は北見も沖縄も変わらない」と笑顔。「カーリングは老若男女ができるので生涯スポーツとしても広まってほしい」と、沖縄での広がりに期待を込めた。

 6月3日には初心者体験会、24日には2022年北京冬季五輪の女子カーリングで銀メダルを取った、ロコ・ソラーレによる教室も予定されている。サザンヒルの渋谷庄一郎総支配人は「沖縄のカーリングの発展の場所にしていきたい。北見市とも交流関係を続けていきたい」と話した。

 体験会と教室の申し込みや問い合わせはサザンヒル、電話098(888)5858。
 (屋嘉部長将)