比嘉、星野も参戦、予選通過目標に 松山はメジャー2勝目狙う 全米プロゴルフ選手権展望


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 男子ゴルフのメジャー第2戦、全米プロ選手権は18日からニューヨーク州ロチェスターのオークヒルCCで行われる。2年前のマスターズ・トーナメントを制した松山英樹が日本勢初のメジャー2勝目を狙う。

 首痛を抱えて臨んだ4月のマスターズは16位。日本での治療を終えた後に出場した前週のAT&Tバイロン・ネルソンは23位となり「思ったよりも体が持った」と大きな問題もなく4日間を全うした。持ち前のアイアンショットは復調気配。パー70で約7400ヤードとコース距離が長いだけに、ドライバーと課題であるパットの出来が鍵を握りそうだ。

 日本からは昨季の日本ツアー賞金王、比嘉一貴と飛ばし屋の星野陸也も参戦。ともに予選通過が現実的な目標となる。

 優勝争いの中心は今年のマスターズ王者で世界ランキング1位ジョン・ラーム(スペイン)と同2位のスコッティ・シェフラー(米国)か。2年連続3度目の全米プロ制覇を狙うジャスティン・トーマス(米国)も有力だ。ジョーダン・スピース(米国)にはメジャー全制覇の「生涯グランドスラム」が懸かる。

 21年の全米プロでメジャー最年長優勝を果たした52歳のフィル・ミケルソン(米国)はマスターズで2位と健在ぶりを示した。4月に足首を手術したタイガー・ウッズ(米国)は出場しない。
(共同通信)