【速報】沖縄ゆいレールで一時運行が停止 現在は再開 原因はポイント故障


この記事を書いた人 Avatar photo 滝本 匠
ゆいレールの運行停止で改札所に設置された「運行休止」の看板=18日午前、てだこ浦西駅

 18日午前6時40分ごろ、沖縄都市モノレール(ゆいレール、那覇市)で一時、全線で運行が停止した。

 午前7時42分に運行を再開した。

 ゆいレールのホームページなどによると、てだこ浦西駅の施設でポイントが故障したのが原因という。

 運行ダイヤが乱れ、通勤や通学の利用客を直撃し、多くの利用者が駅構内で待たされるなどした。

 通勤・通学時間と重なり、各駅の構内には人があふれた。再開直後は、車両が来てもすぐに乗れない利用客もいた。

■そのとき乗客は…

 てだこ浦西駅では午前6時50分ごろ、那覇空港―てだこ浦西駅間で運転中止のアナウンスが流れた。出発待機していた午前6時35分発の車両に乗っていた乗客たちは次々と降り出した。スマホを手に慌てた表情で改札に向かう乗客もいた。

 午前中に会議の予定があるという浦添市在住の会社員・大城幹彦さん(41)は「急いでいるので困った。バスで行くか、タクシーで行くか迷っている」と不安そうな様子で話した。

 他の乗客に「何があったんですか」と声をかけていた宜野湾市に住む女性(32)は「通勤時にモノレールが止まることをあまり意識してないので焦りました。もう少し待つか、どうしようか」と表情を曇らせて腕時計に目を落とした。

 通学途中の男子高校生ら4人は「バス停まで歩いてバス乗ろう」と相談し合い足早やに駅を後にした。

 儀保駅で車両を待っていた男性は「再開とアナウンスがあったが、まだ来ない。まだダイヤが乱れているようだ」と話し、通勤時間帯を直撃した事態に困惑気味の様子だった。

 レール切り替えの不具合があったと見られるてだこ浦西駅では、整備員がレールの動作の確認作業をする様子も見られた。

ゆいレールで不具合があったとみられるポイントと、動作確認する作業員=18日午前、てだこ浦西駅
ゆいレールの運行停止で混乱する利用客ら=18日午前、てだこ浦西駅
復旧後、てだこ浦西駅に到着したモノレールに乗り込む利用客ら=18日午前7時47分、沖縄都市モノレールてだこ浦西駅
運行再開を待つ利用客=18日午前、てだこ浦西駅