リノベ中古物件ショールームを開設 沖縄・那覇市 リノベース×リノベる


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単身者向け住宅のショールーム見学会開催に向けて多くの来場を呼びかける福地一仁社長(左)と岩脇達磨管理部長=19日、那覇市小禄

 中古の分譲マンションなど住宅の機能や価値を刷新するリノベーション事業を手掛けるリノベース(沖縄県那覇市、福地一仁社長)と全国展開するリノベる(東京、山下智弘社長)が那覇市赤嶺のマンションに県内2カ所目となるショールームを開設し、6月10日から運営を始める。県内の中古マンションでリノベーション事業を展開しており、今期の売り上げ目標は2億6千万円。さらなる需要の取り込みで、体制強化を図る。

 19日に会見した両社は「リノベーション適齢期」となる築30年以上の中古マンションが沖縄は増える傾向にあるとして市場の可能性の高さに着目していることを説明。福地社長は「持続性のあるビジネスだ。環境にも優しくチャンスがある」と見通し、今後は商業施設や空きビル活用による町づくりなど「いろんな取り組みにチャレンジしたい」と意気込んだ。

 福地組が親会社のリノベースは2021年に設立、グループとして本格的に事業を開始した。

 これまでは家族向けショールームで情報発信してきたが、単身者の相談が増えているといい、今回のショールームは築30年の3LDKの物件を単身者や夫婦世帯向けに広々とした1LDKにリノベーションした。壁紙の色合いなど落ち着いた雰囲気にこだわった。

 6月10~11日に記念イベントとして見学会を実施。ショールームは来年3月まで。見学会後も随時、観覧を受け付ける。予約は電話0120(684)224。

(謝花史哲)