18日突風は竜巻か 首里石嶺 気象台が現地捜査


社会
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竜巻の影響で折れたとみられる樹木の枝=19日、那覇市首里(沖縄気象台提供)

 沖縄気象台は20日、那覇市首里石嶺町で18日午後0時30分ごろ発生した突風について竜巻の可能性が高いと発表した。19日に現地調査を実施した。突風の強さは日本版藤田スケール6段階のうち1番下の「JEF0」で、木造住宅で飛散物による窓ガラスの損壊が発生する程度を示している。突風の発生により、車や建物の窓ガラスの破損があったが、人的被害は確認されていない。

 気象台によると発生時に活発な積乱雲が付近を通過中であったことや目撃証言、竜巻に特徴的な「ゴー」という音が移動したとの証言があったことなどを根拠としている。

 那覇市を含む本島地方は18日当時、梅雨前線の影響で大気が不安定な状態となり、雷を伴い曇り時々大雨の天気だった。 (慶田城七瀬)