台湾との交流深化へ 「沖縄ナイト」初の海外


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 金城 潤
海外初開催の「沖縄ナイト」で乾杯する翁長雄志知事(左から3人目)ら=13日、台湾台北市内のリージェントホテル台北

 【台北市で呉俐君】台湾訪問中の翁長雄志知事ら県のトップセールス一行は13日、台北市内のリージェントホテル台北で県観光振興に寄与してきた台湾の行政・経済関係者らに感謝する「沖縄ナイト」を初めて開催した。海外での開催も初めてで、台湾大手企業の代表らでつくる「中華民国三三交流会」の江丙坤(こうへいこん)会長をはじめ、台湾側から140人が参加した。

 沖縄の魅力や物産を発信しようと、会場は県観光をPRするポスターなどを使って、祭りのような雰囲気を演出した。物産エリアも設けられた。
 翁長知事は「台湾との交流の歴史を一層強化するため、海外市場で初めて沖縄ナイトを開催した。台湾と沖縄の交流をさらに促進していきたい」とあいさつした。
 来賓を代表して江会長は「これまで台湾と沖縄は密接な関係を保ってきた。今後双方の観光交流だけではなく、投資の増加も期待したい」と話した。
 一方、県のトップセールス一行は同日、現在台湾と沖縄間を運航しているスタークルーズ社の台北支社や復興航空、ピーチ・アビエーション台北支社、長栄航空、華信航空を訪問した。ピーチ・アビエーション台北支社の詹壽全(せん・じゅぜん)CEO(=最高経営責任者)は「今後台湾と沖縄間の航空路線が新たに開設される」と述べたが、時期や会社名などを明らかにしなかった。
英文へ→Gov. Onaga hosts event in Taiwan to promote Okinawa tourism