「まずこの人数が入れるシェルターを」石垣市長が想定の対象は 自民シェルター議連が八重山3首長と面会 沖縄


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中山義隆市長(左から4人目)にシェルター整備に関する提言案を手渡すシェルター議員連盟の務台俊介事務局長(同1人目)、片山さつき幹事長(同2人目)、塩谷立共同代表(同3人目)ら=22日、石垣市役所

 自民党の「シェルター(堅固な避難施設)議員連盟」は22日、与那国町、石垣市、竹富町を訪れ、3首長と面会し、有事を想定したシェルター設置の要望や住民避難計画について聞き取りした。石垣市役所で面談した中山義隆石垣市長は「有事を想定すると石垣は島外避難・全島避難になる。役所や警察、消防などの職員は最後に島に残る状況になる」とした上で「まずこの人数が入れるシェルターが欲しいと要望したい」と述べた。

 議連共同代表の塩谷立衆院議員、幹事長の片山さつき参院議員らのほか、西銘恒三郎衆院議員、同党国防部会長の国場幸之助衆院議員も同行した。

 中山市長と面談した塩谷氏は「有事の時に厳しい状況にある所は要望をしっかり出していただいて、それに答えられるようにしたい。今後しっかり連携を取りたい」と応じた。
 塩谷氏によると、与那国町の糸数健一町長は今後建て替えた際の役場や、公民館などにシェルターの設置を望んだという。同町では祖納港などのインフラ施設の視察もした。
 (照屋大哲)