琉球新報社 
【東】東村有銘にある村唯一のガソリンスタンドが6月30日で閉店となることを受け、村は27日までに、村役場などが位置する村平良の道の駅サンライズひがしや陸上競技場周辺の村有地に新たな給油所を誘致する方針を決めた。完成時期について、當山全伸村長は「業者次第なのではっきりした時期は言えないが、一日も早い設置を目指している」と語った。
誘致は26日の庁議で決定した。給油のみでの経営維持が困難などといった、給油所を取り巻く現状を考慮し、新たな給油所はコンビニやスーパーなどの店舗を併設した複合型とする方針だ。
6月末で閉店が決まった給油所は基幹産業の農業で使う農機具のほか、週末になると東海岸沿いをドライブする観光客やバイクなどの利用も多い。閉店すると村有銘や慶佐次の住民は、10キロ以上離れた大宜味村津波や名護市瀬嵩の給油所まで行く必要があり、住民からは生活への影響を懸念する声が出ていた。
當山村長はいち早く誘致を決めた理由について「村民生活に関わるためだ」と説明した。
（武井悠）
