キングス、ベンチメンバーが45得点 松脇ら、選手層の厚さを示す CS決勝第1戦


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 プロバスケットボールBリーグの年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)ファイナル(決勝)で、琉球ゴールデンキングス(西地区1位)が先勝して悲願のBリーグ初優勝に王手をかけた。27日に神奈川県の横浜アリーナで行われた第1戦で、キングスは千葉ジェッツ(東地区1位)と対戦した。試合はCS決勝史上初のダブルオーバータイム(再延長戦)までもつれ、96―93でキングスに軍配が上がった。


キングス―千葉J 第4Q、千葉のクリストファー・スミス(右)を厳しくマークするキングスの松脇圭志(小川昌宏撮影)

 キングスの選手層の厚さを示すように、セカンドユニットが攻守で大活躍した。第3クオーター(Q)にはジョシュ・ダンカンとジャック・クーリーがファウルトラブルでベンチに下がったが、渡邉飛勇がアレン・ダーラムとダブルチームで守り、攻撃ではコー・フリッピンのパスからダンクを決めて盛り上げた。

 松脇圭志は高確率で3点弾を決める千葉Jのクリストファー・スミスをマークして、好きなようにプレーをさせなかった。攻撃では3点弾を3本決めた。

 キングスはベンチメンバーが45得点を挙げ、勝利に貢献した。ファウルが重なる中、選手を替えながらも守備の強度は落とさなかった。松脇は「(相手の)キャッチ&シュートをやらせてはいけないと話していた」と振り返る。第2戦での勝利にもセカンドユニットの活躍は不可欠だ。

(屋嘉部長将)