【動画あり】おかえりキングス! 歓喜に沸く那覇空港、100人超が選手を出迎え 岸本選手「沖縄の力を全国に発信できた」


この記事を書いた人 琉球新報社
大勢のファンに出迎えられて帰沖したキングスの選手ら=29日午後、那覇空港(大城直也撮影)

 プロバスケットボールBリーグで初優勝を飾った琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチ(HC)や選手、チームスタッフらが29日、横浜から沖縄に帰ってきた。那覇空港では100人を超えるファンが出迎え「GO! GO! キングス!」と声を上げ、悲願の優勝を達成した選手らを祝福した。空港内でセレモニーが開かれ、選手らに花束が手渡された。

 キングスは27、28の両日に横浜アリーナで開かれたリーグのチャンピオンシップ決勝で千葉ジェッツに2連勝して栄冠をつかんだ。

 桶谷HCは「18年のヘッドコーチ人生で本当に強いチームができた。誇りに思う」と選手やスタッフをたたえた。キャプテンの田代直希選手は「苦しい時期をみんなで乗り越えてきた結果が最後に実を結んでくれた。支えていただいた皆さんの存在に感謝したい」と思いを述べた。

 名護市出身の岸本隆一選手は「『沖縄をもっと元気に』を(スローガンに)掲げてきたが、沖縄の持つ力を日本中に発信できたと思う。飛行機を降りてたくさんの方に出迎えられる中で優勝を実感した」と心境を語った。

 家族で試合をテレビ観戦し、この日は学校帰りに糸満市から母親と空港に駆けつけたという小学生は「遠くから決めるスリーポイントにワクワクする」とキングス熱が冷めない様子。南風原町の40代女性は、優勝が決まった28日の試合を横浜アリーナで観戦した。「ファンの一体感が昨年に比べて格段に増しており(優勝決定時は)会場のファンはみんな泣いていた。不屈の精神で困難を乗り越えた選手をたたえたい」と語った。
 (西田悠)

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