「沖縄の自立的発展に貢献したい」 OIST新学長マルキデスさんが抱負


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新しく学長兼理事長に就任した沖縄科学技術大学院大学のカリン・マルキデス氏(右)とザー・ヤング副学長=29日、那覇市泉崎の琉球新報社

 沖縄科学技術大学院大学(OIST)の理事長兼学長に6月1日に就任するスウェーデン人のカリン・マルキデスさんと、ヘザー・ヤング副学長らが29日、就任あいさつで那覇市の琉球新報社を訪れた。

 OIST3代目で女性初の学長兼理事長となるマルキデスさんは「OISTは卓越した研究と教育で、成果を出してきた。培ったベースに立って沖縄と信頼を深めて連携し、可能性を広げる取り組みをしたい。沖縄の自立的発展に貢献するのが目標だ」と意気込んだ。

 マルキデスさんの専門は分析化学。スウェーデンのストックホルム大学で博士号を取得。同国のチャルマース工科大学学長兼理事長や、アルメニア・アメリカン大学の学長を歴任した。2002年にはノーベル化学賞の選考委員を務めた。

(高橋夏帆)