4~7月の沖縄への観光客数275万人の見通し 前年同期比48%増 OCVB


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は30日、5~7月の入域観光客数の見通しを発表した。実績値の4月分も含め、4~7月は前年同期比48・0%増の275万5400人と予測した。

 12日に発表した同様の見通しには海路での入域客が含まれておらず、クルーズ客を含めた上で改めて数値を算出した。

 5~6月は横浜港や神戸港のクルーズ船入港が多く、7月以降は基隆や上海など海外発のクルーズ船入港が多くなる見通し。

 5月の国内空路客は、新型コロナウイルス拡大前の2019年比2・4%増の58万人を見込む。国内クルーズは計7回の寄港から、1万2500人の見通し。

 海外客はクルーズでの入域客2万人を含め、8万人を見込む。

 6月も旅行支援などが需要を押し上げ、国内空路客は同3・5%減の55万人を見込む。国内クルーズは8千人の見通しとなる。海外客は空路が6万人、クルーズが1万9千人。

 7月の国内空路客は同1・6%減の65万人とする。クルーズは6千人の見通し。海外客は空路が7万人、クルーズが5万人と、どちらも19年同月比で4割程度まで回復している。

 下地会長は「海外のクルーズ船は規模が大きい。今年はクルーズでの国内海路のボリュームが高まるだろう」と話した。

(與那覇智早)