【東京】北朝鮮の「人工衛星」発射を受け、浜田靖一防衛相は31日午前、防衛省で報道陣の取材に応じ「6時35分ごろ黄海上空で消失したものと推定している」と述べた。
部品落下への対応を念頭に先島諸島や那覇で地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開する命令を発出しているが、北朝鮮が打ち上げ期間としている6月11日まで継続する考えを示した。
浜田氏は「北朝鮮は午前6時28分ごろに西岸の東倉里付近から1発の弾道ミサイルの可能性があるものを南方向に向けて発射した」と説明した。
石垣市では台風の影響で予定していた地区にPAC3を展開できないまま、北朝鮮による発射を迎えたが「基本的に運用の詳細については答えない」とし「態勢は十分に取っていたので、対応として良かった」と述べるにとどめた。
(明真南斗)