第39回全日本少年サッカー大会県大会(主催・日本サッカー協会、読売新聞社ほか、共催・琉球新報社、特別協賛・YKK、花王、協賛・日本マクドナルド、沖縄コカ・コーラボトリング、日清オイリオグループ、ゼビオ、ゆうちょ銀行、ベネッセコーポレーション)最終日は14日、糸満市西崎運動公園陸上競技場で準決勝、決勝を行った。決勝で赤道クラブ(うるま市)が昨年の覇者・エスペランサFC(那覇市)を3-1で下し、初優勝を飾った。赤道クラブは12月26日から鹿児島県で行われる全国大会に出場する。
◆前半3得点、反撃しのぐ 赤道ク瑞慶山2点
瑞慶山一真、嘉陽宗也が決めた得点を全員で体を張って守り切った赤道クラブが初の栄冠を手にした。
立ち上がりはエスペランサが中盤を支配する苦しい展開。しかしエース瑞慶山は「相手のラインが上がったらカウンターのチャンスがある」と狙っていた。
前半5分、右サイドでロングパスを受けると中へ切れ込み、DFをかわしてGKと1対1。「GKが(自分から見て)右に動くのが見えた」と落ち着いて左隅に決め、先制に成功した。
同6分に嘉陽、17分に再び瑞慶山のゴールで3-0とすると、その後は粘り強い守備でエスペランサの反撃を1点に抑え、しのぎ切った。
今大会、チームの16点中14点をたたき出す抜群の決定力を見せた瑞慶山は「全国でも自分の力が通用するか試したい」と見据えた。