【写真】大きなガジュマルも根元から…台風2号の爪痕 最大瞬間30.3メートル、11人けが


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台風で倒れた高さ約10メートルのガジュマルの木=2日、沖縄市の諸見里公民館

 2日未明まで沖縄地方に暴風をもたらした大型の台風2号は同日、日本の南側の海上に向けて進み、沖縄から次第に遠ざかっている。大東島地方は2日午後9時現在、風速15メートル以上の風が吹く強風域にある。県内では2日までに強風にあおられて転倒するなどして重傷1人、軽傷10人の計11人がけがを負った。

 県によると西原町の80代女性が2日、強風にあおられ転倒し、頭部に大けがを負った。

 沖縄電力によると県内では最大で約3770世帯が停電した。

 気象庁によると台風2号は2日午後6時現在、種子島の南南東約250キロの海上にある。南大東村で午前10時14分、30・3メートルの最大瞬間風速が観測された。(吉田健一まとめ)