沖縄SV、マルヤス岡崎に0-1で敗れる 後半の1失点で敗戦、集中力が途切れる


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沖縄SV―FCマルヤス岡崎 ボールをキープする沖縄SVの山田雄太=3日、愛知県のマルヤス岡崎龍北スタジアム(沖縄SV提供)

 サッカー日本フットボールリーグ(JFL)の沖縄SVは3日、愛知県のマルヤス岡崎龍北スタジアムでFCマルヤス岡崎(愛知)と対戦し0―1で敗れた。通算成績は2勝6敗1分け。勝ち点7のまま。

 前半は一進一退の攻防を繰り広げ、互いに無得点で折り返した。後半は幾度も失点の危機があったが、GK花田力のファインセーブでしのいだ。しかし26分、攻め込まれている場面で中盤にぽっかりスペースが生まれ、走り込んだフリーの選手からミドルシュートを浴びて、先制点を奪われた。その後もペースを握られ、最後まで得点を奪えなかった。

 次戦は11日午後3時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでFCティアモ枚方(大阪)と対戦する。

 連勝を狙っていた沖縄SVだが、集中力が途切れる場面で幾度となく危機を迎え、後半の1失点で試合を落とした。勝利のために90分間通しての集中力、パス精度の維持が不可欠と認識させられる試合となった。

 前半は前線からのプレスがうまく機能し、ボールを奪って攻めへと転じる展開もつくった。縦パスや選手の間を通すパスを狙って一気に状況を好転させる相手に対し、選手間のスペースを狭く保ち攻撃の芽をつんだ。カウンターを受けた際にも左ハーフの大城佑斗がしっかり戻って守り切るなど、運動量でカバーした。

 きっ抗状態のまま後半へ突入したが、主導権を握られてゴール前まで攻め込まれる回数が増えた。GK花田力が持ち前のセーブ力で危機を救った。

 しかし26分、前線下の大きく空いたスペースからフリーの選手にミドルシュートを打たれ、ゴールを許した。

 DFの不用意なパスミスが、あわやゴールにつながるあぶないシーンもあり、シュート数は沖縄SV3に対し岡崎は13と差が出た。

 一つ一つの課題をつぶし、試合ごとにチームの組織力は向上し、リーグに適応しつつある。3勝目に向けて現状に何をプラスさせていくのかが焦点になる。
 (大城三太)


 ◇サッカー JFL第10節第1日(3日・マルヤス岡崎龍北スタジアムほか)

マルヤス岡崎(12)
1―0(0―0,1―0)
沖縄SV(7)