沖縄の子に本物のクラシックを NSバレエ、50年の節目に「白鳥の湖」11日公演


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「白鳥の湖」を上演するNSバレエアカデミー代表の長崎真湖(手前左)とゲスト出演する高橋裕哉(同右)、杉野慧=3日、那覇市のNSバレエアカデミー

 NSバレエアカデミー(長崎真湖代表)は11日、設立50年記念公演「バレエへの誘い」を宜野湾市の沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催する。同校の生徒と、ゲストに元Kバレエカンパニープリンシパルの高橋裕哉、Kバレエカンパニーの杉野慧を迎えて「白鳥の湖」を上演する。

 主役のオデット・オディールの一人二役を演じる長崎代表は「沖縄の子どもたちに本物のクラシックバレエを見せ、50周年にふさわしい公演にしたい」と意気込みを語った。

 王子役を務める高橋は長崎代表と2度目の共演で「沖縄で何かできることがあれば」との思いで出演を引き受けた。「『白鳥の湖』は感じたまま踊りなさいと習った。音色があって役がある。聞いた音を吸収して反応できれば一体になる。バレエが総合芸術だと再認識した作品だ」と語る。

 杉野はKバレエカンパニーで2013年に「白鳥の湖」のロッドバルト役を務めて以来、同役を担い、思い入れの強い役の一つだという。「50年の節目にロッドバルト役を務められるのはとても光栄だ」と喜んだ。

 開演は午後3時。入場料は指定席前売り一般5千円、自由席一般4千円、3歳~小学6年生の子ども券は3千円(当日は指定席千円増し、自由席は各500円増し)。問い合わせはNSバレエアカデミー電話098(941)0360。