コザ信金、理事長に喜友名氏 金城氏は常勤の会長に 総代会で正式決定へ


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(左)喜友名勇氏 (中央)金城馨氏 (右)渡慶次勝氏

 【沖縄】コザ信用金庫は9日までに、金城馨理事長(70)の後任に喜友名勇常務理事(61)を充てる人事を内定した。23日に開く総代会で正式決定する。金城氏は常勤の会長に就く。理事総合企画部長の渡慶次勝氏(61)が常務理事に昇格する人事も内定した。前屋誠専務理事(64)は留任。4人全員が代表権を持つ。

 総代会には、現在1人となっている常務理事を2人体制にできるようにする定款の変更も提案する。

 喜友名氏は沖縄市出身。琉球大短大部卒。1984年にコザ信用金庫入庫。リスク統括部長などを経て2019年に理事に就任した。21年から常務理事。東京五輪空手金メダリストの喜友名諒選手の父。

 金城氏は沖縄市出身。琉球大卒。1978年入庫。11年に専務理事。17年に相談役を経て19年6月に理事長に就任した。渡慶次氏は北谷町出身、北谷高校卒。82年入庫。15年から理事。融資審査部長やリスク統括部長を経て20年から総合企画部長兼務。

 コザ信金が会長職を置くのは2年ぶり。常勤での会長職設置は初めて。金城理事長は人事案について「会長と専務理事で側面支援しつつ経営陣の若返りを図り、将来に向けてガバナンス(企業統治)を強化する」と話した。

(島袋良太)