車内には園児が乗ったまま…スーパー駐車場から車盗まれ、金品も 園児は自力で出て助け求める 沖縄 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
パトカー(資料写真)

 沖縄県警那覇署は11日、那覇市寄宮のスーパー駐車場で、自営業男性(23)所有の普通自動車や金品(合計186万円相当)を盗んだとして、窃盗(自動車盗)容疑で、住所不定無職の男を(44)を逮捕した。「盗んだ覚えはない」と容疑を否認している。

 盗まれた当時、車内には保育園男児がいたが、けがはなかった。

 同署によると、車の所有者の男性は10日午前9時ごろ、近隣にある保育園に子どもを送迎するため、スーパーの駐車場に停車。

 車内で待機する男児1人のために冷房を付けるため、エンジンを掛けたまま車を離れた短時間のすきに、容疑者の男が車に乗り込み走り去った。

 車両は、車内にあった金品が盗まれ、鍵を抜き取られた状態でスーパー近辺の路上に乗り捨てられていた。乗り捨てられた後、男児は自ら車外に出て助けを求めたという。

 関係者によると、那覇署は周囲の車のドライブレコーダーや防犯カメラの映像を基に容疑者の男を特定した。

 11日、現場のスーパーからほど近い公園で、飲酒して寝ていた男を捜査員が発見し、身柄を確保した。男は事件当初、車内に児童がいることを把握していなかったとみられる。

 逮捕容疑は10日午前9時ごろ、那覇市内で男性所有の普通乗用車などを盗んだ疑い。