【沖縄】沖縄市(桑江朝千夫市長)は3日、市の地域芸能を中心に県内外の伝統芸能を楽しむイベント「おきなわ芸能フェスティバル」を、市の沖縄こどもの国で開催した。当日は動物園が無料で開放され、県内各地から親子連れなど約1万1千人が来場して沖縄の伝統芸能を満喫した。
エイサーや空手、唄・三線など沖縄の多彩な伝統芸能が一挙に楽しめる沖縄市初のイベント。
市泡瀬地域に伝わる国の無形民俗文化財に選択された泡瀬京太郎(チョンダラー)が披露された。馬の頭部の飾りを腰に着けた馬舞者(ウマメーサー)や陣がさをかぶった踊り手が伝統の舞いを見せた。
県外からの特別出演として400年以上の歴史を誇る徳島県の阿波踊りも披露された。多彩であでやかな衣装に身を包む女踊り、うちわや傘、ちょうちんを手に持ち軽快なステップで踊る男踊りなど日本を代表する伝統芸能で観客を魅了した。
沖縄市の胡屋・仲宗根共有会の獅子舞のほか、北中城村の熱田フェーヌシマや南城市の志堅原の醜童(しゅんどう)、名護市の国頭(くんじゃん)サバクイも披露された。
サブステージでは、子どもたちのヒップホップやハワイアンフラのダンスショーも開かれ、多くの親子連れが訪れた。
初めて阿波踊りを踊った北中城村立島袋小学校2年生の玉栄紋香(あやか)ちゃん(8)は「カチャーシーとは違う手の動きが難しかったけど、初めての経験で楽しかった。来年も阿波踊りを踊りたい」と笑顔で話した。