40年前の都屋漁港の姿、モノクロ写真で20枚 糸満市の上原さん公民館へ寄贈 沖縄・読谷


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都屋自治会の東江久雄会長(右)に40年前の都屋漁港の写真を寄贈した上原健次さん=5月20日、読谷村の都屋公民館

 【読谷】読谷村にある都屋公民館で5月20日、都屋漁港の写真寄贈式があった。写真に写っているのは40年前の都屋漁港の様子だ。糸満市在住の上原健次さん(75)は学生時代から写真を撮るのが趣味で、さまざまな沖縄の歴史の記録を写真に収めてきた。今回は40年前の都屋漁港を写したモノクロ写真約20枚を寄贈した。

 上原さんは「都屋には転勤で、7年間お世話になった。当時の都屋は糸満の漁師、本部の漁師が漁をしていた。その時に撮った都屋漁港の素朴さやサバニの陸揚げ、取った魚をその場で取引する様子など、今の都屋漁港では見られない場面を撮影した」と話した。

 都屋公民館の東江久雄自治会長(69)は「大変貴重な資料をもらえてうれしい。どんどん風景は変わっていくが、記録として残していきたい。都屋の港に思い出のある方、興味のある方は公民館を気軽に訪ねてほしい」と語った。写真は都屋公民館に保管する。

(FMよみたん・知花舞通信員)