【糸満】2024年6月の糸満市長選に向けて、元県議の上原正次氏(67)が12日、市内で会見し、正式に出馬を表明した。自民に公認願いを出す予定。「スピード感を持って企業誘致を進める。若い世代が糸満に戻って子育てできる環境を整えたい」と述べた。
上原氏は5月、市政刷新を目指す市民団体から出馬を要請されていた。
20年の市長選では現職の當銘真栄氏(57)の擁立に携わった経緯があるが「広大な土地が有効活用されていない。交通の便が整った好条件も生かし、市を発展させたい」と話した。
同市長選に向けては保守系野党市議らが候補者擁立に向け人選中。現職の當銘氏は出馬について態度を表明していない。
上原氏は1955年8月生まれ。市糸満出身。糸満高校卒業。製麺所勤務を経て2009年に糸満市議に初当選。2期目途中の16年、県議選に初当選し1期務めた。
(岩切美穂)